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福岡テンジン大学 学長blog ::コミュニケーションの力
  • 2013-07-13 14:41:14
  • コミュニケーションの力
こんにちは
産業医科大学よりこんにちはな岩永です。


本日は打ち合わせ兼、
九州各地の医大生・看護学生向けに
「コミュニケーションについて講義してください」
と依頼を受けたのでやってきました。


依頼をしてくれた医大生は・・・


コミュニケーションは
就活の採用から、裁判の判決にも影響を与え、
医者・スタッフ・患者など人間関係のあらゆる場面での
信頼関係に必要なスキルでありながら、
それを学ぶ機会が多いとは言えない・・・


ということで
未来のお医者さまたちに向けた
コミュニケーションの講座を行います。


この講座でも言えるのですが、
最近、とても気を使っていることがあります。
北九州まなびとESDステーションでの特任講師でも
このコミュニケーション講座でも、
テンジン大学の中でも、気を使っていること・・・


「答えを言わない」


です。
100%はやっぱりまだまだ無理なんですが、
ファシリテーターの仕事したり、
コーチングの勉強してみたり、
とある企業の経営陣へのインタビューし
企業理念を策定していくお仕事でも
そして、北九州の大学生たちに対しても


「すぐ答えを言わない」ようにしています。


与えられた答えは、やっぱり借り物だと思っています。


僕くらいの世代までは、
小さい頃から、親や先生たち大人たちに
答えを与えられながら育てられたような気がしてます。


今の時代、調べればネットで情報はたくさん出てきますし、
浴びるように毎日情報がいろんな媒体から出てきます。


そんな中、「自分で考えて答えを出す」という行為が
どこか失われつつあるように感じていて、
与えられたものだけを消化することで、
「なぜ、こうなったんだろう?こうなるんだろう?」
という探求心や、コトの経緯を深く探ったり、
自分の言葉・言動にすら興味を持てなくなってしまう
一因になっているのでは、と。


ファシリテーターというのは
「促す人」という訳になりますが、
導くとか、引っ張るというと、
リーダーになってしまいますし、
暗闇の中から、自ら光を見つけてそちらに手や足を
伸ばしていける力を付ける方が、
教育や人材育成には必要なのではないか、
と思っているのです。


ではどうすればいいのか?


いろんな質問を投げかけて、
考えるキッカケを与える。


今のところ、これくらいしか僕にはできていませんが。


今回のコミュニケーション講座でも、
ある程度の概念や、深く考えれば
「そのとおりだ」と思われるものや、
それをちゃんと学術的に研究されたデータなどは紹介するものの、
「自ら考え、気づいたこと」をより深堀りする行為を
推進し、「なるほどな」という気づきから、
新しい世界を自ら切り開くような内容にしています。


それは、
大学生たちに対する教育の中でも、
直接的な答えは言わず、あーしろ、こーしろと言わず、


「なぜ、これをしなきゃいけないの?」


とWhyをよく織り交ぜて会話するようにしています。
答えを自ら見つけた人は、その向上心・好奇心があれば
続きは自分で切り開いていきます。


その先に
意識が変わり、言動が変わると、
習慣が変わり、運命が変わっていくものと思っています。


そう考えれば、
人は誰でも、質問する側にもされる側にもなれ、
その可能性は無限に感じますね。


コミュニケーションって、
人と人の信頼を得る、情報交換するだけの行為ではなく、
人を気づかせ、育つキッカケも与えられる
すばらしい力を持っている、と思っています。


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