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福岡テンジン大学 学長blog ::教育も継続こそ力なり
  • 2011-11-28 19:19:20
  • 教育も継続こそ力なり
どうもこんばんは!
ミスチルの曲に「何時間眠っても~疲れはとれないし~」みたいな歌詞の
曲がありましたが、今月はさすがに眠たい月でした(笑)


あ、岩永です。


今月23日(祝)に、福岡県は東峰村に行きまして、
(正確には22日から1泊で)
グリーンバードメンバー同士が結婚したので、
そのお祝いに!!


新郎も新婦も長い付き合いで、
新婦はもう10年くらい。
新郎も7年くらい。
でも2人が付き合いだしたのって確か2年前くらいだったような・・・


DSC_0664.JPG


これが23日のときの集合写真。
みんなで福岡から高速バスで来てもらい、
旧宝珠山小学校で、今は「ほうしゅ楽舎」という宿泊施設になっています。
ここを貸し切って!!


グリーンバード福岡が立ち上がって、僕が参加しはじめて以来の
よく参加し、よく遊んだ仲間たち。
来れなかった人も、他県のチームからもビデオレターがあって
プロジェクターで投影してすごく楽しかったです。


この施設自体、お風呂は「五右衛門風呂」で、
深夜に薪割りして火お越ししたのも楽しかった。


さてさて、
そんな今月は、博多にあるとある専門学校で講師をしてきました。


DSC_0019.JPG


時間は90分間。


テーマは「コミュニケーション」です。


コミュニケーション??範囲が広い!!
最初この相談をいただいたとき、まだまだ広かったので、
担当の先生にヒアリング。


専門学校1年生なので、
高校を卒業してから入学した人たちばかりで
これから来年にかけて向けて「就職活動」が待っています。
そこで専門学校では「現場」を体験する研修なるものも
やっていたりしますが、ここ最近の現場から返ってくる声が
「コミュニケーションをとれない子が多い」、
などの憂慮な声だそう。


基本、専門学校はその名のとおり
「専門知識」を教えてくれるところで、
コミュニケーションは「教える人がいない」のだそう。
「接客・礼儀・マナー」などのテクニックを
教えてくれる講師はいるそうですが、
どうやらそことは違うところに課題がありそう・・・


しかし、この「コミュニケーション」って
今どきの若い人たちの多くが抱えている課題。
いや、正確には「職場」に入って、職場の諸先輩方がぶち当たる
「彼らとのコミュニケーションがわからない」という課題。

当の本人たちはどうやら
「コミュニケーション取れている気でいる」ようですし、
だからこそ、就活時に企業側が求めるナンバー1が
「コミュニケーション能力」がここ数年ずっと変わらないのでしょうね。


ということで、
私、岩永が90分間の授業メニューを練り、
テーマを「印象」にして、コミュニケーションの根幹に気づいてもらう
授業内容にしました。


彼らが今後まず直面するのは就活の際の「面接」。
さらには入社後の「職場の人間関係」や「相談・連絡・報告」です。
そこをスムーズに良好にするには・・・


ただ知識を教えても「ふーん」で終わるかもしれないので
全員参加型の内容にして、「気づいてもらう」ことに着眼してやりました。
ボールを使ったり、言葉を使わないゲームをしたり、
そして「振り返り」もやりました。


そして最後は発表。
当初、担当の先生が「あの子が発表とかしたらホント上出来ですよ」
的なことを言っていたのに、その子が発表してくれたようで、
先生自身も楽しく気づきのある内容だった、と褒めていただきました。


問題は今後ですね!
彼らがどうこれで変化していくのか、気づいて実践していけるのか、
にかかっています。


今回は「コミュニケーション」についての授業でしたが、
テンジン大学の深く広いテーマは同じく「コミュニケーション」です。


いかに年代が違い、価値観も違うような人たちとコミュニケーションを
とる機会を自然と作ってあげられるか。それを授業というカタチで表現しています。


なぜこれが必要か??


現代社会を見れば一目瞭然です。
テレビやインターネット、ゲーム“ばかり”の環境で育った人は
比較的、コミュニケーションがとりにくいのは衆知のとおりですが、
最近では「目を合せて会話ができない」という方も若い人を中心に増えています。


これを個性で片づけてしまうにはあまりにも危険です。
少数派であれば個性でもいいんでしょうけど。


人はたいがい、めんどくさがります。
初めてのことは不安ですし、いつも通りの方が安心です。


ですが、毎回顔を合せ、会話する人が同じで偏りがあると・・・
不思議なことに少ない言語で会話が成立していきます。
その集団にしか通用しないような。
一見、それは意思の疎通がすごく図れているので、
問題ないように感じます。

そうするとガラパゴスのように進化はするものの、
外敵にすこぶる弱い動物ばかりになっていきます。


しかし、人間は動物ではないので、
いろんな組織、いろんな年代、いろんな立場の人と会話する機会がやってきます。
そのときに、コミュニケーションが偏っていると・・・


「最近の若者は~」なんて言われます(笑)
なので、普段から世代を超えたコミュニケーションの積み重ねが
いかに「その時」の自分の力になってくれるか、もう測りようがないくらい
大きいと思っています。


テンジン大学では授業運営を担ってくれるスタッフがいます。
有志の、当日はボランティアというカタチなのですが、
現在、60人ほどがいます。


この方々は、ほとんどが社会人ですが
授業の運営にはなくてはならない存在。
受付をしたり、誘導案内したり、ときにはいち参加者としても入ったり。


まだ開校して1年ほどですが、
このスタッフの中から「授業を企画してみたい」という人も出てきていて
今年に入り4人の授業コーディネーターがスタッフから誕生しました。


しかし、正直に言うとこのハードルが意外に高い。
一見、企画って「おもしろいアイデアで、知り合いのちょっとすごい人を
連れてくればいいんでしょ?」と思っている人がいます。



違います。



企画だけではなく、授業という1つのイベントを
ゼロから作ります。それだけではなく、
先生以外にも他者・他社との調整をしなければなりません。


・企画立案
・先生交渉
・教室交渉
・タイムスケジュール
・運営立案
・スタッフへの指示
・告知タイトルから文章作成


順調にいくときもあれば行かないことも多いです。
そしてみんな、基本仕事をしながらやります。


中には、たいへんだった~って言ってたのに
「またやりたい」と企画を出してくる人もいて、
その原動力ってなんなんでしょう??


一度、授業コーディネーターをやると
自分ひとりや2~3人でできるイベントの幹事より
10人ほどの関係者がいて、いろんな調整をするため
「調整力」がいります。


このときに発揮されるのが「コミュニケーション」なのです。


これがないと調整できません。
ましてやいろんな方の「協力」が得られません。


授業を複数、企画した人は
まだしていなかった頃に比べ、成長しているのが見えるのです!!


DSC_0903 - コピー.JPG


この写真は9月23日の開校1周年の最後に撮影した
テンジン大学スタッフたちの集合写真。


「知ると関心を持つ」
「関わると好きになる」


人も仕事も街もプロジェクトも、きっと一緒ですね。
そして行動を起こした人には、それなりの失敗と成功が手に入ります。


そんな好奇心でテンジン大学に登録してくれて、
第一歩を踏み出した人が授業に参加してくれて、
まだ物足りない人がスタッフに応募してくれて、
自ら何かを世に表現したい人が授業をコーディネートしていきます。


自分ひとりではできないことは
みんなを巻き込んでやっちゃいましょう!
それがテンジン大学であり、ムーブメントの作り方なのかも。


しかーし、継続こそ力。
ずっとそこにないといけません。
みんなが必要ない、って思ったときが
このプロジェクト、この大学のゴールだと思います。


まずは継続するために、
来年度よりNPO法人として活動していく予定です。(すでに申請済)


そして、
継続した運営を行っていくために、
年間サポーターというような、有志による寄付も
来年度は募っていきたいと思っていまーす。


どうぞ、よろしくお願いします!!

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