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福岡テンジン大学 学長blog
年度末 師走もびびる 時の無さ
新しき芽も 春待ちわびる


どうもこんばんは、最近ちょこちょこ短歌づくりをしている岩永です。


3月に入って、
本当にいろーんな話が舞い込んできている状態で、
春ってすごいなぁと思いつつも、
いずれも「芽」が出るまでしっかり育てないと、
絶対実にならないようなぁというものばかり。


いちおう休暇はとってますが、
こんな性格なのでサッカーしたりで身体は酷使してます(笑)


先週・先々週はいろいろありました!!


まずは九州電力。
今回はこのことについて、文章のみでお届けします。



「お客さまとの対話の会」というものに出席してきました。
翌日のマスコミの報道ではこんな感じ。

西日本新聞


各社とも厳しい視点というか、
一般消費者を代弁してやったぞ!というイメージを受けました。


原発の問題、やらせメールの問題、
いずれも風当りの強い九州電力。


消費者代表(!?)ってわけではないですが
13名中の1人として参加してきました。
参加するからには、フラットな意思と、今日がゼロ地点、という意識で
前向きにいこう、と決めていたので、
起きたことに文句を言うのではなく、
原発は専門知識がないので、なんと言えばいいかもわかりませんが、
「これからどうするか?」という視点で話をしました。


次期社長になるという瓜生さん。
そして常務、福岡支社長が出席されていました。


参加者が皆、軽い批判意見はすれど、
前向きで建設的な意見を言った、と僕は感じました。
(他の人はわかりませんが)


子どもいませんけど、見えない怖さのある原発には基本NOの姿勢ですよそりゃ。
誰だってそうでしょう。でも現状は利害関係が相当にできあがっている。
これを上手に解体するって並大抵ではありません。


九電が赤字になることで、
九州のマスコミは広告費で相当なダメージを受けます。
広告代理店もダメージを受けます。
TV番組制作会社も、デザイン会社も、印刷会社も、イベント会社も。
「九電さんの仕事」をしていた人たちが、会社が立ち行かなくなったところも
少なからず存在します。


原発があった状態で、
食えてた人が多分にいて、その家族は恩恵を得ていたわけです。


感情的には複雑に感じますよね。
難しいでしょうが、これを第1歩として九州電力には、
市民との対話の場を続けて欲しい、と思いました。



とまぁありきたりっぽい意見になってるかもしれませんが、
僕がこの会で一番気になったこととして発言したのは、
「社内の空気」です。


これだけ風当り強いと、
「自分の会社の名前を人に言えない」
「働いていることにプライドを持てない」
なんてことになります。


こうなると、もう悪循環で、
サービスのレベルも低下しますし、ミスも増えます。
内向きになり、社内の飲み会も減り、
九電回りの飲食店は絶対売上落ちてるはずです。



企業といえ、組織といえ、所詮「人」がやっていることですもん。
いち市民としては「電力の安定供給」がやっぱり第一条件って、
言わざるをえないというか、このブログ書けてるのも、
PCが動いてくれるのも、電気のおかげ。


「便利さは後戻りできない」


と言った科学者がいましたが、名言ですね。
市民も「電気が供給されることがあたりまえ」になっていて、
たいして反対も勉強もしてこなかったツケでもあるんじゃないかなって。


だからこそ、双方で対話し合う場が必要なんじゃないかって感じました。
マスコミという空中戦では伝わらない、面と向かって地上戦を積み重ね、
また信用される企業になるといいですね。


とにかく、批判するくらいなら、
現状からどうするかを考え、行動する方が僕の性分には合ってます。


こればっかりは、難しい問題だ・・・。



  • 2012-03-19 23:12:09
  • 福岡城・鴻臚館のファシリテーション
どうもこんばんは。
今回はちょっと簡潔にさらっと。
(いま時間がなくて慌てて書いてます・・・)



NEC_0300.JPG


3月21日(水)にファシリテーションのお仕事です。
以前、このブログでも声たかだかに「福岡城」について、
熱く書いていたのをキッカケ(?)に、
いろんな方とお話させていただきまして、
ご相談をいただいた次第です。



「福岡城跡や鴻臚館跡の将来とまちづくり」を考える勉強会

日時 : 3月21日(水) 18時~20時
場所 : 読売福岡ビル9F 会議室 (福岡市中央区赤崎1-12-15)
講師 : 今泉重敏氏 (まちづくり計画研究所)



プログラムとしては、今泉先生のお話と、
その後にワークショップを組んでいます。


どうやら申込不要なものの、
定員はあるようなので、
念のため参加連絡はした方がいいかもですね。


(お問合せ先)
福岡城・鴻臚館の将来を市民と考える実行委員会事務局
092-716-8238


と言っても明日は祝日、あさって当日しかないんじゃないのか?
って日程ですが(笑)



先週は日曜日含めて、
かなり激動な1週間でした。
相当体力使いました・・・。


それはまた別のお話で~


  • 2012-03-06 12:47:54
  • ファシリテーターという仕事
こんにちは、最近太陽見てないですね。


福岡という街は、地理的に冬になると大陸方面からの季節風のため
玄海灘で発生する雲がかかりやすく、スカっと晴れることが少ないです。
逆に冬に関東にいくと、日本海側からの雲が新潟で全部雪になったりして、
スカっと晴れてて気持ちよかったりするんですよね。


冬になるとどこか暗い感じがする街はいやですね(笑)
北半球の中で、北に海を持つ港町ってイメージが湧きにくいというか、
港の象徴は「海」と「太陽」なので、どうして南に海を持つところが
栄える印象がありますよね。

ヨーロッパでも、
地中海の港といえば、全部南に海を持つ印象が強いです。


日本においてもそうですが、
福岡だけは常に大陸から人が来ていたので、
地の利をいかして、常に栄えていたようです。

誰かが言ってましたが、風水的にも福岡は栄えるはずのない環境なのに
栄えている不思議な街だとか?



+



今回は、ファシリテーターのお仕事をしてきました。
テンジン大学とは直接関係のないものなんですが、
僕自身、テンジン大学をはじめるにあたって、
一番学んできたのがこのファシリテーションかもしれません。

教育機関や行政などでの講師・講演活動やプレゼンテーションの機会も
かなり増えましたが、テンジン大学の授業が常に「ファシリテーション」の現場です。
授業を企画してワークショップを盛り込めば、
もう自らがファシリテーターです。


3月3日(土)に、福岡県春日市にある
男女共同参画センターあすばるが主催する
「みらいねっとフォーラム2012」というものの第2部が
今回初めてワールドカフェを行う、ということで、
ファシリテーターとしてのお仕事をしてきました。


これも、昨年秋に開催された
男女共同参画センターあすばるのフォーラムで、
副実行委員長をしていたご縁です。


若い男性が「男女共同参画」というのが新鮮というのもあるんでしょう、
僕自身が入って、新しい目線や気づきや提言が生まれてくるというのが
狙いなところもあったんだと思います。


12-3-3b.jpg


事前に、みらいねっとフォーラムの運営の方々(全員女性)と
打合せをさせていただき、ほとんどの方がワールドカフェ未体験なので
体験も兼ねての打合せをしました。


当初は、ファシリテーターが入る前からテーマが決まっていて
ファシリテーターは司会ではないので、
参加者に投げかけるテーマについて、本当にそれが適当かを熟考し、
判断しなければいけないのですが・・・。


なので、打合せから、
男女共同参画に携わる方々から意見集約と情報収集・共有し
僕の方でテーマを深掘りする「問い」を決めさせていただきました。


問い
「2020年、あらゆる分野で
30%が達成されている社会では、
どのようなことが実現しているでしょうか?」


でした。
ニーマルニーマルサンジュウ、
と呼ばれる2020年に30%達成目標は、
男女共同参画の世界では常識らしいですが(笑)
20・30代の若者はおそらく聞いたことないと思います。


50代以上の女性ばかりの業界といってもいい男女共同参画の世界、
なぜ男性がいないのか、なぜ若者がいないのか、
この世界では大きな課題を抱えてると思っています。


それで、愚痴大会にならないように
理想をたくさん出しあって、ワクワクするような時間にしたい。
と思ってこの問いの設定にしました。


12-3-3a.jpg


参加者は県内各地から集まった73名。
うち男性は3名。
見た感じ、20代の若者は1名。


短い時間の中でのプログラミングから
ファシリテーターということでワールドカフェを実施しましたが
予想以上に皆さん、しっかりと建設的な異見を言い合って、
模造紙にもたくさん書き込んでいて、
最後の全体の共有でも、全員が発言する時間もないので、
「これはみんなに共有したい!と思ったことを発表してください」
と投げかけ、7名くらい方に発表してもらいましたが、
とても良い発言が多く、最後まで盛り上がっていました。


ファシリテーターという仕事は
簡単に言うと、会議の進行役・会議の目的を達成するためにメンバーに
働きかけをする支援者、というような意味あいですが、
事前の準備や、会場づくり、問いの設定など、細部にこそ気を配ることが
とても重要です。


今後も、
このようなファシリテーターの仕事もしていこうと思っていますし、
テンジン大学スタッフにもファシリテーター技術が勝手に身について
きている人もいれば、興味をもっている人材もいます。


いま、いろんな現場で
ファシリテーターが必要になってきたなぁと思ってます。


よし、今月もがんばっていこう!!
平日お昼間のランチどきにブログ更新でした~

  • 2012-02-21 21:09:15
  • 福岡から新しい動きが
こんばんは。
ブログはちゃんと書かないといけんですね(笑)

短い文章と簡単なキーワードで事足りる
「ツイッター」や「フェイスブック」だと、
確実に文章力が衰えていきそうな気がします・・・。


どうも、岩永です。


2009年にサラリーマンをやめて独立してから
いろんな仕事をしてきていますが、
2004年の社会人になったときより、
小学校へゲストティーチャーで先生をしたりしていきていますが、
つい先日、福岡市内のとある中学校でも先生してきました。


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この授業の翌日に
校区内の清掃活動を、授業としてやるそうで、
それに向けての「座学」として、
お話してくれませんか??


という内容でした。


この中学校には4年前にも行ったことがあり
そのときにもお話したのですが、
独立して以来、大学や専門学校でも授業をやるようになって、
「目的を明確化して、受講生に適した内容」になるよう、
しっかり組み立てることの重要性を知りました。
なので、4年前とは内容をだいぶ変えて挑みます。



「なぜ、地域をそうじしなければいけないのか?」
「地域がキレイになるとどうなるのか?」
「自分たちの活動がどんな意味を持っているのか?」


きっと中学生たちはこの部分が理解できてないまま、
授業で清掃活動を“させられる”という感覚でいるのではないか、と。
実をいうと、僕自身がそんな中学生時代を送っていたので、
やっぱり「なぜ」を教えてくれる大人ってとても大事だなって思うんです。



こんな講師活動もしていますが、
今度、ファシリテーターのお仕事の依頼も受けました。


3/3(土)に、福岡県男女共同参画センター「あすばる」が主催の
明日を創ろう!新しい私たちの一歩~(講演&ワールドカフェ)
です。


ワールドカフェのファシリテーターとして登壇します。
テンジン大学の授業では、司会も講師もファシリテーター的な役割をしているので
その拡大版ですが、参加される方々が「男女共同参画」というキーワードで
活動をされている福岡県下の方々。とくに女性が多いと聞いています。


「いまどき男女共同参画って・・・」


っていう20・30代の方もいるかと思いますが、
50代以上の方々は、やはり職場でも家庭でも男女の差で悔しい想いを
経験されたこともあったりと、本気です。


そんな方々が、対話し、気づき、新たなアクションに繋げるため
今回はじめてワールドカフェという手法を取り入れることになったそう。
これも2011年の秋の「男女共同参画フォーラム」の副実行委員長をしたのがキッカケですね。



<NEWS cafeに参加しました>

福岡においてファシリテーターと言えば・・・
テンジン大学ではおなじみの田坂さん。
そして西日本新聞で定期的にコラムを持っている、津屋崎ブランチの山口さん。
このお2人が主導されているワークショップの現場に、本日初めて潜入!!


NEC_0268.JPG


「NEWS cafe」って聞いたことありますか??


「NEWS cafe」とは・・・
地域×新聞=未来
地域がもっとすばらしいステージになるように。
市民が新聞とともに地域の未来を語り合う「カフェ(場)」。


西日本新聞社の主催ですが、
福岡でいま、全世界でおそらく初めての試みがスタートしているのです。
そう実感しました。


新聞社は、配達のためエリアセンターというのを持っています。
このエリアセンターは、「配達」という機能と「チラシの折り込み」という機能があります。
僕が参加したのは城南区の長尾エリアでの開催だったのですが。


地域住民に愛されているチラシがありました。
毎月1日に発行されて折り込まれる、配達センターの社長さんのニュースチラシです。


他のチラシはいらないから、それだけちょうだい!という人もいるくらいの人気。
というのも、その情報が新聞より、より地域に根差していて、
広告チラシとは関係なく、地域性の高い商店の情報などもあって、
かつ、一番信頼されているという事実。


そして今回は、
地域住民の方々もいる中でのワークショップでしたが
今まで、人と店舗を繋げることしかできていなかったような折込チラシでも
実は上記のようなニュースチラシが、人と人を繋げる媒体になったりしていた、
ということもあり、今回のような対話の場がより地域を考える上で活性材になったりします。


どうゆうことかというと、
新聞社が抱えている配達センターの機能に
「地域性」「住民とのコミュニケーション」という視点が加わり、
新聞や折込チラシという、情報を届けていただけだったものが
他の活用方法もありそうだ?という地域づくりの社会実験をやっているのです。


今回は3回目の開催。
もう効果が十分出始めており、
他の市町村や他県からの開催相談なども来ているそうで、
日本全国の地域新聞社に、新たな光が見えた気がします。


西日本新聞も、自社のビジネス目的のみで開催しているわけでもなく
地域新聞社はやっぱり読者・地域があって成り立っているので、
このパッケージを福岡から発信し、全国に地域活性化の事例として
広がってくれれば、という想いもあるようです。


だって、他県の新聞社でもできますからね。


本来は、「公民館」が担わなければいけない
地域のハブの役割を、ただ民間の会社が補完しただけに過ぎない現象だと思ってます。
ですが、今まで出来ていなかったからこそ、
地域の中でリアルコミュニケーションがどんどん失われていたからこそ、
民間としてできることを模索した結果だと思います。


何度も言いますが、
本来は「公民館」が担うべき役割だと思います。
だって集まれる「場」として最適なわけですから。
行政がそれを十分にいかすだけのプロデュースができていなかっただけの話です。


今後は、場となる「公民館」と、コミュニケーションとしての「新聞・チラシ」と、
地域で起きてたリアルコミュニケーション不足が解消される可能性をビンビンに
感じることができた「NEWS cafe」でした。


長尾地区はもう動きはじめました。
次のエリアも続々と手が上がりはじめているそうです。
ファシリテーターをしていた田坂さんと、都市型のテーマ性はテンジン大学みたいな
コミュニティ団体が、地域性の強い住宅街などは地域新聞社が担っていけば、
マスでもできない、グーグルでもできないことが、
ここ日本でムーブメントにできるのではないか、と希望を見出しています。


僕は、この「NEWS cafe」に「隣人祭り」が加われば
地域の中での様々な不都合もかなり改善するのではないかと思っています。


「隣人祭り」というのは、
1999年にパリで80を過ぎたおばあちゃんがアパートで孤独死しているのが見つかり
孤独な人を地域からなるべく少なくしよう!と、
フランスから広まっているお祭りで、
近所の人たちと年に1回、飲食を持ちより、
地域の公園などでお食事会をすること。
これって、ものずごく重要なんですよね。


地域から「赤の他人」が減れば、
住民ストレスは下がり、精神異常者も減るという研究データもあり、
それはもちろん住民のモラルやマナー、犯罪にも関係するのです。

とくに福岡は住民の入れ替わりが激しい街です。
犯罪も多く、住民のモラルマナーも非常に悪い。
飲酒運転なんていまだになくなりません(とくに45歳以上の方が多いそうで・・・)


人と人を丁寧に繋いでいくこと。
ただし、リアルな場で。


この小さな動きが今、
ここ福岡から広がろうとしています。

  • 2012-02-03 20:13:47
  • 街の遊び方
こんばんは、岩永です。
今朝起きたとき、身体の節々が痛く
「あっ、インフルきやがった!?」と思いましたが
今のところ体調普通なので、問題ないようです。


さぁて、今夜はNHK福岡の番組
「特報フロンティア」で福岡テンジン大学がガッツリ放送です。
25分間のドキュメンタリーということで、
11月~1月までいろんな授業にカメラが潜入、
会議や打合せなどにも密着が入りました。
→ http://www.nhk.or.jp/fukuoka/frontier/


僕は今、いろんなことに関わって動いているので
よく「学生時代から何かやってたんですか」と言われますが、
学生時代はフツーな子でした。


そんなことも放送されるとか!?
学生時代の写真も提供してしまったので使われるっぽいです・・・。


でもこうやって、メディアがドキュメンタリーとして
追いかけてくれるというのは、すごいことですよね。
しかも25分間。

僕らぐらいの20~30代は19時30分というのは
まだまだ仕事してたり、外でご飯食べてたりの割合も多くて
なかなかTVの前にいないもんですが、
福岡テンジン大学をまだ知らない人たちに知ってもらうには
本当に良い機会にもなります。


そうそう、
先月28日(土)の早朝にあった授業
「もっと魚を好きになる。 ~今宵は「セリ」で大人の夜遊び!~」という
福岡の長浜にある鮮魚市場にセリを見学に行こう!という内容。


なんと集合時間が午前2時30分というありえない時間(笑)
そして定員20名に60名以上が申込したという人気っぷり。
授業を企画した下田くんも「してやったり」の顔でしたね。


1-28セリ (10).JPG


僕も知らなかったんですが、
見学は、無料で、日曜以外は全然できるそうです。
セリが行われている場所の2Fから覗くことができるんですが
この日の授業では特別に!!

セリの真ん前まで行けるという特別感。
本当にすばらしい授業でした。


福岡に住んでる人も意外に知らないんですが
福岡の鮮魚市場は「日本一」です。


日本一の取り扱い量はもちろん築地ですが、
それは日本全国から「トラック」で魚が集まるから。
でも福岡は、目の前の海で獲れた魚を、そのまま船で揚げる。
そして、そのような産地の市場では、福岡が日本一魚を揚げてます。


1日何トンだったかなぁ・・・。
金額にして1日4億円ほどが動くそう。
市場にはずらーっとその日に揚がった魚が並びセリにかけられます。
授業の日にスタッフが、仲卸業者の方にこっそり聞いたところ、
その方はその日、ブリ(1本10kgくらい)を1000本購入。
1kgあたり2000円だったそうで、約2000万円。
すごい・・・。


全部、関東方面へ売るそうな。


そして福岡の街は、やたらと刺身を出す店が多いですが
だいたい鯛が入ってます。


そう、福岡は日本一「真鯛」が揚がっているのです。
さらにフグは下関、イカは呼子のイメージが強いですが
福岡の方が獲れてます。


知らないだけなんですね~。


そんなのが福岡にはいっぱいある!!
神社も1800年前クラスのものがごろごろあったり、
つい先日の西日本新聞にも載ってましたが、
西区吉武地区の王墓の遺跡を整備するとかで、
その王墓は2000~2200年前のもので、
当時の三種の神器も一緒に埋まってるとか。


まだ大和朝廷ができる前の話なので
日本書記や古事記にも細かく登場しませんが
福岡の都市の下には、膨大な歴史が埋まっていると思います。


だって金印も出てきて、
西区元岡では剣も出てきた。
福岡城内にあったとされる鴻臚館から
大宰府政庁まで、幹線道路とされる巨大な1本道路が引かれていたのも
わかっているそうですし。


でもその上に巨大な都市を築いてしまって
今はもう掘り返せませんが(笑)


知らないなら、知るキッカケを創ればよいだけ!


そんなのを、今後も授業で展開していきたいですね~♪
それが、テンジン大学流の街の遊び方です。

  • 2012-01-13 03:05:52
  • 2012年もリアルコミュニケーション

DSC_0008.jpg


明けましておめでとうございます☆
なかなかブログ更新が滞ってるまま、
2012年を迎えておりました。


先週の3連休の2日目に、
広島県に徹夜ですべりに行ってました。


元旦に初日の出見に、友人たちと山登りしたり
正月に映画「岳」のDVDを見たので、
念願のスキーウェアを諦め、山登り用に使えるウェアを購入。
「岳」の小栗旬がカッコよすぎで、さっそく似たような格好から入ってます(笑)


今年は山登りなるべくたくさん行きたいと思います!


2012年、年末年始は意外にも本業でバッタバタしてて
年賀状もろくに書けずじまいで、
そのままの勢いで今に至ります。


明日はプレゼンもあり、今夜は企画書づくりに時間を費やしておりました。


2012年がもう12日終わりましたね、早い。
1年の30分の1が過ぎました。
月日は百代の過客とはよく言ったものです。


今年は「辰年」で変化の年とか、昇る年とか言われてますが、
変化も成長も「引き続き」がんばっていきたいと思います。


今年の個人的・テンジン大学の方針は「土台づくり」。


テンジン大学は今年度中にNPO法人になります。
しかし、まだまだ経営としては不安定。
昔40歳も年上の人生の先輩に教えてもらった経営哲学と
今まで勉強してきたこと、経験してきたことをフルに生かしながら、
多くのスタッフに支えられながら、テンジン大学を経営して参ります。

そこでやはり必要になるのが「資金調達」のための動き。
これが今、主要スタッフたちの関心事です。


来週もそのための会議をやりますし、
興味を持ってくださる行政・企業もいるので、
しっかり連携して、ソーシャルビジネスとして、
継続できる組織体制にもっていきたいと思います。


個人としては、30代として最初の1年を歩みはじめたので、
個人としては人生の土台を踏み固めることができる年代かなぁと。
20代までは、いろんな体験・いろんな視点・いろんな知識・いろんな出会い
をひたすら受け入れていたような気がします。

30代はそれらを土台として固めて、形にしていく。
といったところでしょうかね。


「コミュニケーション」という大きなテーマの中に
・人と人のコミュニケーションを「教育」として
・企業と人のコミュニケーションを「マーケティング」として
・まちと人のコミュニケーションを「まちづくり」として
この3つの仕事をやっていきます。


最近は、徐々に「教育」分野の仕事も作ることができはじめていて
昨年は大学に3回、専門学校に1回、小学校に1回行きましたし、
その他にも講演や執筆系のお仕事も出てきました。

「マーケティング」分野は、SP(セールスプロモーション)関連のものや
ツール制作からWEBコミュニケーションなど、幅広く引き続きやっていきます。

「まちづくり」分野は、グリーンバードやテンジン大学を通じて
行政の課題解決などで、まちのソフト面のお仕事を行っていきます。


この3つに一貫しているのがコミュニケーション。
今、とある企業から相談されていますが、
最近の若い人を中心に「コミュニケーションが~・・・」という話が多いですよね。


それについても
講師活動を通じて、リアルコミュニケーションを活性化するプログラムを
個人的にも提供していこうと思ってます。


でも、やっぱり8年間、
社会的な活動をやってきて実感しているのは
「多様性ある人たちとコミュニケーションをとる機会を増やす」
この習慣さえあえれば、勝手にリアルコミュニケーションは上達します。


今まで何人の男子が草食から肉食に変わっていったか・・・
そんな成長する姿を見てきてます。


2012年はもっともっと、
この街でコミュニケーションを叫んでいこうと思います(笑)


それでは今年も引き続き、
よろしくお願いいたします☆

  • 2011-12-05 23:30:26
  • 幸福をはかるモノ?
どうもこんばんは、
久々に熱を出して午前中は寝込んでしまいました(笑)
岩永です。


先週より取材が重なりまして、
西日本新聞や、KBCアサデス、NHK福岡など、
いろいろとお声をいただきました!!
見てくださった方、ありがとうございます。
けっこう直接言われると照れるもんです(笑)


さて、タイトルの「幸福」について・・・。
最近、ブータンの国王が来日してから、
TVでもよく見聞きするこの「幸福」。
どう思いますか??


先日は、47都道府県別の幸福度ランキングもありましたよね。
さてさて、幸福のお話に入る前に~


先週より立て続けに、
素晴らしい方々との出会いがありました。


まずは「博多の歴女」こと、知名度急上昇中の
白駒妃登美(しらこまひとみ)さん。


NEC_0191.JPG


ご紹介してくれた、とある主婦の活動家の方の
とてもステキな3階建ての家で打合せでした!!
ここもそのうちテンジン大学の教室か!?


白駒さんも主婦なんですが、
子どもの頃から歴史が大・大・大好きだったそうで、
講演会や執筆活動をされていて、それこそ「知識の専門家」ではなく
「伝える専門家」になっていってます。


福岡にお住まいの方で、こんな歴史好きな女性がいたなんて!!
と今まで全然ノーマークでした(笑)


しかも白駒さんの本、歴史を知らなくても
人生にとって大切な「人との繋がり」を教えてくれます。
一気に読んでしまいました。


この、日本という国に生まれ、
日本人のDNAを受け継いでいる一人として、
ほのかな幸福感を感じることができる一冊です★


次の日に出会ったのは・・・
「ラ~ラ~ララ~消臭力~♪」のCMでおなじみの
エステーの特命宣伝部長の鹿毛さん。


テンジン大学も協力して、当日は記録係でカメラを持ってましたが
楽屋でもいろんな話をしていただき、また夜の打ち上げ飲み会でも
「テンジン大学をなんとかせんといかん!」と博多弁風に
熱く話をしていただきました。


さらに翌日には・・・
国際コーチ連盟認定マスターコーチでもあり、
日本コーチ連盟理事も務める、「コーチング」分野では日本最高峰!?
森川里美さん。


大学時代の友人が昨年、福岡にUターンして起業、
彼が主催のセミナーに参加し、夜の飲み会で、
森川さんといろいろお話できました。


その森川さんが最近、訳された本が「幸福の習慣」です。


世界一の世論調査会社ギャラップが調査した
統計的に出てきた「幸福度」とは。


ちなみに都道府県ランキングはギャラップが調査したわけではなく
法政大学大学院の坂本光司教授率いる研究チームだそうですが~
1位 福井県 
2位 富山県 
3位 石川県


福岡県は39位!
最下位は、大阪府。
上位陣は北陸勢でした。


「生活・家族部門」
「労働・企業部門」
「安全・安心部門」
「医療・健康部門」
の4部門を10段階評価で出したそうです。


では、ギャラップの国別ランキングでは~
調査ではどんな項目が評価されるのか~
1位 デンマーク
2位 フィンランド
3位 アイルランド
4位 ノルウェイ
5位 スウェーデン


はたまたヨーロッパの北欧諸国ばかり。
日本の共通「北」とヨーロッパの「北」と
なんか関係あるのでしょうか??


ちなみにギャラップは、世界150カ国の
いち個人に調査を行い算出したそうで、
調査項目は・・・

●仕事
●人間関係
●経済
●身体
●地域社会

だそう。


幸福の尺度、あなたにはわかりますか??


そう、ここで重要なのは
いくつかの分野・カテゴリーごとに評価をして、
総合点が高いところが上位に来ているというところ。


自分が幸福かどうかを判断するのは自分ですが、
その人が、地域が、国が幸福かどうかを判断するには
「総合力」だそうです。


どこかひとつだけ飛びぬけて点数が高くてもダメだということを
統計学は示しています。



ですが、一般的に最低限必要と思われる項目は以下2つ、
というのが常識っぽくなっていますよね。



「収入」「健康」



しかし統計学ではこの2つだけではやっぱりバランスが悪いのです。
ここに「仕事の充実感」や「良好な人間関係が築けているか」や
「地域社会と関わり、貢献しているかどうか」が入ってくるそうです。


そうです、
「収入」と「健康」以外は
いずれも人と人との繋がりから派生するものですよね。
「仕事」も一見すると、「繋がり?」と思いますが、
「離職率」には職場の人間関係がとても高い相関を持っているそうです。
(生産性や事故率・欠勤率なども)


「収入」や「健康」はおそらく個人のわがままと言える努力でも
なんとか得られるでしょう。


しかし、それ以外の人間関係は、
わがままでは築けません。


家、職場、友人・知人、そして地域や街の人たちと
良好な人間関係の作り方。


ここに、どうやら「幸福」のヒントがありそうです。
とくに日本は世界的に見ても、
「収入」と「健康」は十分得られていますよね。


格差!
なんて言ってますが、
世界から見たら、日本は経済戦争では大勝利の国です。
いま、なぜこれだけ円だけが高いのか・・・
儲かってるからです。


リーマンショックで日本の輸出は一時40%ダウンしましたが、
賢い日本人は輸入も40%ダウンをさせるという、
神業をやってのけました。


他国はそれができなかったから
今、財政的にとても厳しい国が多いのです。
とくにラテン気質の国は・・・。


日本人って昔も今も賢い!!
もっとこのDNAを誇っていいと思う!


そして、より良い人間関係を作っていく
「コミュニケーション」とくにリアルなコミュニケーション力を
付けることが、幸福に近づくとても簡単な近道!
というのが今日の僕の感想です★


単純(笑)
と思えるかもしれませんが、
比較的、多くの、多様な方々とコミュニケーションさせていただけて
僕はきっと幸福そのものです。


だって、
困ったとき、誰に、何を、聞けば良いか、
すぐに見つかります。


この街で何かをやりたい!
と思ったとき、誰に聞けば良いか。


家族、職場、知人・友人以外の
地域社会や街との人間関係ってきっとそんなところなんだと思います。


そんな「場」を提供していける
福岡テンジン大学であり続けたい!
と再認識できた12月前半でした★

  • 2011-11-28 19:19:20
  • 教育も継続こそ力なり
どうもこんばんは!
ミスチルの曲に「何時間眠っても~疲れはとれないし~」みたいな歌詞の
曲がありましたが、今月はさすがに眠たい月でした(笑)


あ、岩永です。


今月23日(祝)に、福岡県は東峰村に行きまして、
(正確には22日から1泊で)
グリーンバードメンバー同士が結婚したので、
そのお祝いに!!


新郎も新婦も長い付き合いで、
新婦はもう10年くらい。
新郎も7年くらい。
でも2人が付き合いだしたのって確か2年前くらいだったような・・・


DSC_0664.JPG


これが23日のときの集合写真。
みんなで福岡から高速バスで来てもらい、
旧宝珠山小学校で、今は「ほうしゅ楽舎」という宿泊施設になっています。
ここを貸し切って!!


グリーンバード福岡が立ち上がって、僕が参加しはじめて以来の
よく参加し、よく遊んだ仲間たち。
来れなかった人も、他県のチームからもビデオレターがあって
プロジェクターで投影してすごく楽しかったです。


この施設自体、お風呂は「五右衛門風呂」で、
深夜に薪割りして火お越ししたのも楽しかった。


さてさて、
そんな今月は、博多にあるとある専門学校で講師をしてきました。


DSC_0019.JPG


時間は90分間。


テーマは「コミュニケーション」です。


コミュニケーション??範囲が広い!!
最初この相談をいただいたとき、まだまだ広かったので、
担当の先生にヒアリング。


専門学校1年生なので、
高校を卒業してから入学した人たちばかりで
これから来年にかけて向けて「就職活動」が待っています。
そこで専門学校では「現場」を体験する研修なるものも
やっていたりしますが、ここ最近の現場から返ってくる声が
「コミュニケーションをとれない子が多い」、
などの憂慮な声だそう。


基本、専門学校はその名のとおり
「専門知識」を教えてくれるところで、
コミュニケーションは「教える人がいない」のだそう。
「接客・礼儀・マナー」などのテクニックを
教えてくれる講師はいるそうですが、
どうやらそことは違うところに課題がありそう・・・


しかし、この「コミュニケーション」って
今どきの若い人たちの多くが抱えている課題。
いや、正確には「職場」に入って、職場の諸先輩方がぶち当たる
「彼らとのコミュニケーションがわからない」という課題。

当の本人たちはどうやら
「コミュニケーション取れている気でいる」ようですし、
だからこそ、就活時に企業側が求めるナンバー1が
「コミュニケーション能力」がここ数年ずっと変わらないのでしょうね。


ということで、
私、岩永が90分間の授業メニューを練り、
テーマを「印象」にして、コミュニケーションの根幹に気づいてもらう
授業内容にしました。


彼らが今後まず直面するのは就活の際の「面接」。
さらには入社後の「職場の人間関係」や「相談・連絡・報告」です。
そこをスムーズに良好にするには・・・


ただ知識を教えても「ふーん」で終わるかもしれないので
全員参加型の内容にして、「気づいてもらう」ことに着眼してやりました。
ボールを使ったり、言葉を使わないゲームをしたり、
そして「振り返り」もやりました。


そして最後は発表。
当初、担当の先生が「あの子が発表とかしたらホント上出来ですよ」
的なことを言っていたのに、その子が発表してくれたようで、
先生自身も楽しく気づきのある内容だった、と褒めていただきました。


問題は今後ですね!
彼らがどうこれで変化していくのか、気づいて実践していけるのか、
にかかっています。


今回は「コミュニケーション」についての授業でしたが、
テンジン大学の深く広いテーマは同じく「コミュニケーション」です。


いかに年代が違い、価値観も違うような人たちとコミュニケーションを
とる機会を自然と作ってあげられるか。それを授業というカタチで表現しています。


なぜこれが必要か??


現代社会を見れば一目瞭然です。
テレビやインターネット、ゲーム“ばかり”の環境で育った人は
比較的、コミュニケーションがとりにくいのは衆知のとおりですが、
最近では「目を合せて会話ができない」という方も若い人を中心に増えています。


これを個性で片づけてしまうにはあまりにも危険です。
少数派であれば個性でもいいんでしょうけど。


人はたいがい、めんどくさがります。
初めてのことは不安ですし、いつも通りの方が安心です。


ですが、毎回顔を合せ、会話する人が同じで偏りがあると・・・
不思議なことに少ない言語で会話が成立していきます。
その集団にしか通用しないような。
一見、それは意思の疎通がすごく図れているので、
問題ないように感じます。

そうするとガラパゴスのように進化はするものの、
外敵にすこぶる弱い動物ばかりになっていきます。


しかし、人間は動物ではないので、
いろんな組織、いろんな年代、いろんな立場の人と会話する機会がやってきます。
そのときに、コミュニケーションが偏っていると・・・


「最近の若者は~」なんて言われます(笑)
なので、普段から世代を超えたコミュニケーションの積み重ねが
いかに「その時」の自分の力になってくれるか、もう測りようがないくらい
大きいと思っています。


テンジン大学では授業運営を担ってくれるスタッフがいます。
有志の、当日はボランティアというカタチなのですが、
現在、60人ほどがいます。


この方々は、ほとんどが社会人ですが
授業の運営にはなくてはならない存在。
受付をしたり、誘導案内したり、ときにはいち参加者としても入ったり。


まだ開校して1年ほどですが、
このスタッフの中から「授業を企画してみたい」という人も出てきていて
今年に入り4人の授業コーディネーターがスタッフから誕生しました。


しかし、正直に言うとこのハードルが意外に高い。
一見、企画って「おもしろいアイデアで、知り合いのちょっとすごい人を
連れてくればいいんでしょ?」と思っている人がいます。



違います。



企画だけではなく、授業という1つのイベントを
ゼロから作ります。それだけではなく、
先生以外にも他者・他社との調整をしなければなりません。


・企画立案
・先生交渉
・教室交渉
・タイムスケジュール
・運営立案
・スタッフへの指示
・告知タイトルから文章作成


順調にいくときもあれば行かないことも多いです。
そしてみんな、基本仕事をしながらやります。


中には、たいへんだった~って言ってたのに
「またやりたい」と企画を出してくる人もいて、
その原動力ってなんなんでしょう??


一度、授業コーディネーターをやると
自分ひとりや2~3人でできるイベントの幹事より
10人ほどの関係者がいて、いろんな調整をするため
「調整力」がいります。


このときに発揮されるのが「コミュニケーション」なのです。


これがないと調整できません。
ましてやいろんな方の「協力」が得られません。


授業を複数、企画した人は
まだしていなかった頃に比べ、成長しているのが見えるのです!!


DSC_0903 - コピー.JPG


この写真は9月23日の開校1周年の最後に撮影した
テンジン大学スタッフたちの集合写真。


「知ると関心を持つ」
「関わると好きになる」


人も仕事も街もプロジェクトも、きっと一緒ですね。
そして行動を起こした人には、それなりの失敗と成功が手に入ります。


そんな好奇心でテンジン大学に登録してくれて、
第一歩を踏み出した人が授業に参加してくれて、
まだ物足りない人がスタッフに応募してくれて、
自ら何かを世に表現したい人が授業をコーディネートしていきます。


自分ひとりではできないことは
みんなを巻き込んでやっちゃいましょう!
それがテンジン大学であり、ムーブメントの作り方なのかも。


しかーし、継続こそ力。
ずっとそこにないといけません。
みんなが必要ない、って思ったときが
このプロジェクト、この大学のゴールだと思います。


まずは継続するために、
来年度よりNPO法人として活動していく予定です。(すでに申請済)


そして、
継続した運営を行っていくために、
年間サポーターというような、有志による寄付も
来年度は募っていきたいと思っていまーす。


どうぞ、よろしくお願いします!!

このブログを書き始めて以来、1カ月以上開けたことがあるだろうか・・・。
どうもすいません。
WEBの情報発信はツイッターやSNSに時間を割くと
どうもブログに書く意識が薄れるようです。


あ、岩永です。


まずご報告ですが
先日27日(木)に一区切りを迎えました。
そうです、NPO法人の申請書を、福岡県NPOボランティアセンターへ
提出してきました。


そして、
9月23日(祝)ですが、そうです。
「開校1周年」だったんですねー。
この日に起きたこと、そしてこの日から始まったことは、
またのちのちにしっかり書かせていただくとして、
最近の自分の周りに起こっていることや、
関心が高く、そちらの方向へ行こうとしてること、
などについて書こうと思います。


では、書きます。


ここ最近は、めっぽういろんな機関、いろんな方から
これまた多岐に渡る相談をいただきます。
しかし、一貫してこれらをひとつの言葉にまとめると
「プロデュース」です。


そしてそれを少し分解すると
・コミュニケーション
・企画アイデア
・人材育成


です。
おもしろいことに、
これら分解した3つの要素は、
僕自身が最も関心があり、
本業としていきたいと思っていること。


で、この話はまた別にしますが、
その相談の中で、僕自身が「最も困難」と思っており、
しかし「最も情熱を掛けるに相応しい」と思っている、
とある1つのことについて書きたいと思います。


それは・・・


福岡城天守閣模型 - コピー.jpg


「お城?」


そうです。
お城です。


福岡が、なぜ「福岡」と付いたかの由来って
あんまり知られていませんよね。


誰が付けたのかは、通説があります。


1600年に関ケ原の戦いで東軍(徳川家康側)に付き、
尽力した褒美として「筑前52万石」を賜った、黒田長政。
彼とともにここにやってきた父・黒田如水。


この黒田如水、豊臣秀吉に天下を取らせた男と言っても過言ではなく、
秀吉にして、自分の次に「天下を取れる男」と言わせた男。
もちろん家康や前田利家などいた時代にです。


その如水は「天下の築城名人」。
あの秀吉の名城「大坂城」も縄張りはこの黒田如水が担当。


その如水がここ福岡城の縄張りを行ったと言われていて・・・
まだこの地にお城ができる前、この地の地名は「福崎」。
そう、「福岡」という文字は一切なかった。


築城の間、如水は太宰府天満宮に住んでいて、
よく趣味の連歌を催した会を開いていて、
そのときに息子の黒田長政を呼んで、読んだ歌がこちら


「松梅や末長かれとみどり立つ 山よりつづく里は福岡」


そう、歴史上、はじめてこの地に「福岡」と出てきたのはここが最初と言われてます。
この「福岡」はもともと黒田家が繁栄をした、備前国(岡山県)の福岡村から
とったと言われる地名です。


さて、そんなことで「福岡城」と付いたこの城ですが
今どんなふうになってます??


石垣が残るのみで、
福岡城歴史博物館みたいなのもない。
となると、福岡人の中にも「えっ?福岡ってお城あったっけ?」
みたいな人も出てくるわけですよ。


お隣の県、熊本を見てください。
みんな小さい頃から「熊本城」を見て育ち、
親や大人たちから「熊本城」そして「加藤清正」について教えてもらう。
その精神は、高い自分の地元の街への「愛情」になります。
それが街のランドマークとしての役割であり、
市民の心であります。


これがない福岡。
どこか心がバラバラでまとまりのない、と言われる福岡。



ところで、なんでお城がないんでしょう??



なかったのではなく、
あったんです。
正確には「天守閣」がなかったのです。


記録上は。


そうです。
歴史は全て紙に残ってる「記録」によってできています。



この福岡城天守閣の論争は
九産大の先生のあった派と、九大の先生のなかった派の争いですが、
最近、福岡城の天守閣が描かれた「絵画」が出てきたり、
当時は小倉藩にいた細川忠興の父親に当てた手紙に
「天守」の文字があったりと、だんだん「あった」説に
世論が傾きつつあるとか。



そんな中、
83歳の「福岡城・天守閣を復元させる!」として活動をされている方と
会うことになりました。


その前から福岡城に天守閣があったらなぁ!と思っていたので、
とてもいいご縁です。



その方からいろいろ情報をもらったわけですが、
上に掲載した写真は、糸島に住まわれて活動をされている大工さん、
中神さんという方の作品で、「福岡城天守閣」の模型なのです。



合成福岡城 - コピー.jpg



これは、福岡城址の天守台の石垣(天守台はあった)に
合成で「姫路城天守閣」をのっけた写真(笑)



今では世界遺産の姫路城、熊本城も負けじと人気ですが
この2つの城があった藩、どちらも福岡藩と規模が同等。


さらに黒田如水は縄張りの築城名人で、
加藤清正にして福岡城を見たときに「驚愕した」と言わせたほどの城郭。


そんなところに天守閣があってごらんなさい!!
姫路城並みの天守閣があったことは間違いなく(想定では高さ27mらしい)
これが再建されたら・・・


そして夜にライトアップされたら・・・


文化庁は、あったかなかったのか、確定してないので
再建許可を出さなかったそうで、当時の福岡市長も
全力で城を再建しようと動かれたそうですが、
今となってはその火は、ほとんど60歳を過ぎた方々のものに・・・。


しかし、しかしです。


お会いした83歳の活動家の方は
「生きている間に、天守閣が建つと思えない、
 せめてこの想いと長年の情報の蓄積を、
 若い人に継いでもらいたい」
として僕に話をしてくれました。


そして、とある貴重な情報を教えてくれました。


東京国立博物館の
江戸初期の幕府役人の、九州視察の日記から
「福岡城に天守閣があった」とされる記述が見つかった!とか。


本当かどうかはわかりません。
本当なら早くリリースして一般的になって欲しいです。
「お城だより」という広報誌?で公表する、とおっしゃってましたが・・・


なぜこれほどに「お城」に熱くなるかというと(笑)
個人的に歴史好きでお城好きというのもありますが~


福岡に観光客が来てくれたとき、
知り合いが遠方より来てくれたとき、
「ご飯がおいしいところ」としか言えないって
とても悲しくありませんか。


「太宰府天満宮くらいしかない」なんてことしか言えないことが。


福岡城天守閣が復元されたら
145万人都市です。
毎年アジア周遊のクルーズ船が来て年間60万人来てます。
日本中から福岡を通過点に九州旅行に来ている人がいます。


年間100万人の来場は固いでしょう。
そして、福岡市民は「福岡城」を誇りに想い、
黒田長政・如水親子のことを語り始めます。


立派な石垣はないけれど、
そのそばにある「大堀」が大濠公園になり、
博多区の御笠川沿いにおびただしく並ぶ寺院の理由も、
天神地下街にある「堀」のあとも、
人々は語りはじめるかもしれません。

福岡を象徴する写真やイラストが福岡タワーではなく、
ヤフードームでもなく、福岡城に。


福岡という街は
戦後、サービス業によって発展し、
工業化しなかったがゆえに発展が遅く、
いまだに人口が増え、若者がまだ比較的多い
日本最後の都市になりました。


だからこそ「よそ者」が多く、
もともと福岡に住んでいた人がとても少ない、
「街に愛情を落とせない街」という、
悲しい結果を生んでいます。


犯罪率やマナーの悪さは日本一って言ってもいいです。


この日本を象徴する「お城」が
ランドマークとしてあるかないか。


街に誇りを感じ、
街を愛する媒体になりうるスペシャルなもの。


僕は、今年、
自分が想っていた小さな想いを
人生最後の情熱としてかけて動いている方の心に触れました。


僕も、人生かけて
この想いを少しずつ自分の中に落とし込んで
「福岡城・天守閣復元」に向けて動いてみたいと思います。


僕がとる方法はひとつ。
「運動」です。ムーブメントです。


「福岡にやっぱりお城ってあった方がよくない?」


こう想ってくれるだけでいいです。
そして、観光客や遠方より友人が来たときに言ってください。
「福岡城に天守閣があったらね~、案内してたんだけどね~」
「あの熊本城つくった加藤清正もビビった城だったらしいよ~」
と。



あ、長いですね。
今日はこのへんで。
おやすみなさい。

  • 2011-09-23 15:38:15
  • 【実況】開校1周年記念授業
ただいた福岡テンジン大学開校1周年記念授業を開催中。
3部で構成されていて、「過去」「今」「未来」を、
参加者全員でジェットコースターに乗るというコンセプトのもと
開催中。


現在、オープンスペーステクノロジーという場面。

NEC_0132 - コピー.JPG

100名以上が輪になっている不思議な空間が出来上がっています。

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