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福岡テンジン大学 学長blog ::2014年は「働き方」がテーマ
  • 2014-01-13 03:49:57
  • 2014年は「働き方」がテーマ
明けましておめでとうございます。
2014年の始まりは寝ていました!
そして正月から風邪をひき、
またこの連休も風邪を思いっきり引いて
今は喉をやられています。
岩永です。


今年は体調管理が最初にできていなかったので、
戒めとして、今後はビシっと健康な1年になるでしょう★


そんな2014年のテーマはずばり、
「働き方」です。


テンジン大学でもこのテーマを僕自身は取り上げていきたいと思います。
なんでこのテーマかって??


「複業」という言葉をご存じでしょうか。
今までは「ふくぎょう」と言えば「副業」と書きました。
今でも大半の「ふくぎょう」している人はこの「副業」だと思います。


それがここ近年、「複」に替わりつつあります。
これはどういうことかと言うと、
複数の企業や職場から、仕事を請け負い報酬をもらう、
それを「副業」的なアルバイトではなく、
プロとして請負、それなりの報酬をもらう、
という働き方です。


なぜこのような働き方が生まれたのか?
いや、このような働き方は昔からありました。
個人事業主で、知識産業、いわゆる
身体ひとつ預けて時間単位で給料が発生する肉体を動かす仕事ではなく、
事業やプロジェクト単位で、知恵やネットワークや
管理的な仕事を請け負い、事業やプロジェクトを進行させるような
人たちです。


でも最近、このような仕事が
昔に比べて格段に増えていると思われます。


企業側は正社員を雇うとなかなかクビにできず、
かと言って新しい仕事は日々生まれています。
その割に、社内での人材育成まで投資できず、
新たな事業やプロジェクトを、すべて社内の人材だけで
動かそうとしても、進行できない状況がどうしても発生します。
そうなると外の誰か(会社か人)にお願いすることになります。


そこにITインフラが整い、
これだけ情報が溢れ、高度化してくると
全ての分野に精通した人材はいない反面、
ひとつの分野に特化した人材が現れます。


さらにそのような人材が会社外での実績ができると、
そこから一気にネットワークが広がり、
新たな活躍の場も生まれ、相談が増えます。
こうやっていち個人にノウハウとネットワークが集約され、
人の集合体である「企業組織」には集約されないのが
今の世の中な気がしています。


+



僕はよくこう聞かれます。
「どうやって食べていってるんですか?」と。


顔というか、看板としては
「福岡テンジン大学」の看板が一番知名度があるので、
その仕事しかしていない、という印象を持たれます。


その「一つの仕事しかしていない」という発想は
当たり前だよなと思っていつも答えていますが、
大学卒業後の仕事を見ていくと、業界的には「広告業界」を
ずっとやってきて、いまだにその仕事もしています。


広告代理店に勤めたことは一度もないですが、
媒体社へ広告を出すための制作物をつくる仕事は
いろいろと経験させてもらいました。


映像(番組・CM)
パンフレットやチラシ
雑誌や新聞の原稿
ホームページやインターネット広告
販売促進のイベントや
キャンペーンなどのサンプリング
そしてその現場


今思えば、かなり恵まれた10年間だったと思っています。
自ら望んで転職も早々にしたりしたんですが、
今思えばですね・・・(当時は必死でしたけど)


何かのプロ?
と言われると、何かに特化しているわけではないんですが、
Aという企業が、Bという商品を売りたい、売上伸ばしたい
って相談があると、「じゃあ、ロゴ作って、パンフレット作って
チラシとホームページ作って、広告出しましょう!
全体でこんなコミュニケーションの設計でいくらになります」
なんて提案できるのは広告代理店ぐらいなもんですが、
(そんな提案ができる代理店も営業マンも実はごく限られた人たちですが)
それを提案できるだけの全体のコミュニケーション設計ができます。


だからテンジン大学は自分が持ってるすべてのノウハウをつぎ込み
コミュニケーション設計しました。
いままで一円も広告費使わず(制作物はつくってます)
口コミで広がる仕組みができています。
学生登録者数はこの1月で4100人を突破、
全国の姉妹校でも2番目の多さになりました。
(開校のタイミングは7番目)


そうすると、
個人でも相談もらえれば、それをどう解決するか提案すると
仕事が生まれるんですね。


この就職してからの一連の仕事「広告業」以外に、
実は、大学卒業前より参加していたグリーンバードで、
他にもノウハウを蓄積できたものがいくつかありました。


当時はボランティア活動が仕事になる(正確には仕事を生む)
なんて思ってもみませんでしたが、
「石の上にも3年」ってあれは真理ですね。


ゴミ拾い活動だけをしていたら、それは仕事を生むかどうか
僕にもわかりません。


しかし、ゴミ拾い活動に集まってくる人、
そしてその活動自体をブランディングし、
情報発信し、他にどんなことができるかを考える。
さらに、集まってくる人たちをどうマネジメントし、
良好な人間関係を育んでいくかのリーダーシップをとる。


そんな時間を過ごすことができました。
さらには、福岡打ち水大作戦というのが始まり、
ここの理事&事務局になることになり、
お金がない中で、国交省・県・市・その他企業や人や・・・
を交渉して動かしていく。


かつ、イベント当日は
みんな身ひとつで参加できるように段取りを組み
市長を呼んだり、マスコミ対応したり、
このような計画を立て、物事を推進し、
人・物・金・情報のすべてを動かす経験をさせてもらえました。


それ以外にも
グリーンバードで小学校・中学校に教えにいく機会が毎年あり、
4年前からは九州大学でも講義する機会を得ました。


こうやってみていくと、
とても環境と機会に恵まれてるのですが、
「広告業」と「教育業」と
きっと15年前まではほとんど存在しなかった
「地域づくり」「まちづくり」的なアイデアやネットワークで
地域・街の課題を解決していくような経験を
させていただきました。


これらの経験を、
自分が持つネットワークや知識と組み合わせていくと、
「プロデュース」をすることができます。


さらに「体系化」して話をするだけで、
・リーダーシップ
・コミュニケーション
・地域活動
・まちづくり
・環境
・人材育成
・企画
など、自己の経験をもとにした話を
講演して欲しい、という相談もよくもらうようになりました。


何かに困ったとき、
「どうすればそれが解決するか」と
「誰に何をお願いすれば解決に近づけるか」が
すぐにわかるようになったこと。


この社会人になっての10年で、
本業の仕事以外のボランティアだった活動で得たものが
2倍にも3倍にもなって、今に跳ね返ってきていることを
本当に実感しています。






世の中の大学生を見ていると、
「卒業したら、どこかの会社に入社して、定年までその会社で~」
というイメージを持つのは、当たり前になっています。


でもそれが先入観であることに、
社会人生活を送り始めて、
ポツポツと気づいていく人が最近では多いと思います。


しかし、前に書いたように
人口減の社会では企業はイケイケドンドンでもなく、
人材育成に時間もお金もかけられず、
情報化・IT化の波は個人の仕事の質も大幅に替え、
人生や仕事の選択肢も同じように膨大に増やしました。


その環境になって
個人としてやりたいことだけを仕事にする、
なんて若者も増えているようです。
(それで食っていけるならいいとは思いますが)


そこで出てきたのが
いくつかの仕事を同じようなレベルで請け負う「複業」、
という働き方。


いつのまにか自分はこうなっていました。
本業があり、副業でアルバイトをする、
というのとはやっぱり時給も自分の時間も
得られるものも全然違うので、
やっぱり僕は「副」という字ではない、
と確信持って言えます。


ただ、
世の中のすべての人がそのような働き方をした方がいいかというと
無理ですし、そうも思っていません。
従来通りの働き方の方が多数派ですし、
世の中はそんな人や会社が回していってますし。


1つ、懸念があるとすれば、
僕みたいな「複業」という働き方をしている人は、
まだまだ国の制度が追いついてないなぁと実感していて、
ということは、金融機関など含め
一般的には信用がないことになるので、
借金がしにくかったり、確定申告がややこしかったりします。


2013年の4月より、
文科省の事業で4年間の
「大学間連携共同教育推進事業」ということで
大学の教員という肩書でも仕事をしていますが、
これは所属が北九州市立大学になり、
制度上は「給料」です。


さらに公立大学なので、
公務員です。


普通、公務員って副業すらNGなのに、
よく自分みたいな他の仕事もしているのに・・・
とちょっと不思議でしたが、きっと、
純粋に北九大に就職、だったら無理だったと思います(笑)


そのかわり給料なので、規定もあり
週休●日、とか決まっていて、
上手にその範囲内で仕事を回さざるを得ないので、
ちょっと最初はとまどいましたが、
これぞ複業だなって最近感じます。


+


年始早々の記事は、たまりにたまった
頭の中のことを一気に書いてしまって長くなりました。
反省。


続きはまた次回にでも。。。
おやすみなさい。



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