こんにちは、よくフラれる岩永です。
今日のテンジン大学の授業でも途中で雨・・・。
最近、雨や雪によく降られます。


今回のテーマは「場をつくる」です。


イベントやセミナー、
会社での会議や、パーティー。
主催者がいて、何か目的がある中で人と人が集まり、
何かを生み出したり、提供したりするところを
「場」とします。


この人と人が集まる「場」ですが、
ここ近年、会議の手法などが体系化されたり、
ファシリテーションという言葉が出てきて、
「場」を上手につくっていくことが
「仕事」になるような時代になりました。


きっと10年前まではほとんど認識されてなかった、
ファシリテーターとしての仕事もほとんどなかったようで、
「場をつくる」ということの重要性がここ近年、
認識されてきたように思います。


この「場をつくる」という
ノウハウやスキルを持った人材は実はまだまだいません。
ここ福岡でも、それを仕事として活躍している人も、
ごくわずかです。


だから僕みたいな新米にも
仕事や相談が常にあったりするのですが、
この「場づくり」をテンジン大学ではひたすらやってきました。
過去に175回の授業を開催。


NCM_0160.JPG


そして毎授業ごとに必ず行っているのが「反省会」。
その「場」の設定から、告知の仕方、言葉の使い方、
そして先生と司会進行の関係性、どんな進め方、環境の作り方、
そんなことを毎回必ず反省会をし、意見を言い合ってきました。


すると何が起こるか?


テンジン大学では、授業を企画したことがあり、
かつその回数が多い人ほど、
この「場づくり」のレベルが上がっていきます。


よく多くの先生が
「テンジン大学で先生をして、逆にこちらがたくさん学びました」
と言われることがありますが、この「場づくり」に長けた
授業コーディネーターと呼ばれる人材がいるからですね。
かつ、そのコーディネーターは普段は仕事をしていて、
この毎月第4土曜に、テンジン大学スタッフとして活動しています。


現に、
テンジン大学で培った「場づくり」のスキル・ノウハウで
コーディネーター経験者がファシリテーターとして、
仕事を受けた事例が出てきています。


では、このような「場づくり」は、
どのような経験や知識が必要なんでしょうか?
そんな経験や知識が得たい、ということで
テンジン大学のスタッフに入った人もいます。
どんな経験や知識なのか、については詳しく書きませんが(笑)


それより、なぜ、
「場づくり」ができる人材が求められ、
かつそれが仕事にまでなるようになったのか?
こっちの方が興味ありませんか?


だって、今までも
・会議
・パーティー
・イベント
・セミナーや講座
なんてごまんとありましたし。


おそらくこれは、
世の中に流通している情報量に原因があるのではないか、
と僕は考えています。


情報量は10年前より630倍とか言われるくらい、
指数関数的に増加している時代です。
そうなると、興味のある情報だけを選択して
生きていくことができるようになり、
趣味趣向が細分化され、人の価値観も性格も言葉づかいですら
「多様性」が生まれているからだと思います。


ここまで多様化してしまうと、
違う価値観や言葉づかいの人たちが、
お互いを理解したり受け入れ合った中で、
交流し、言葉を交わしいくと、そこに突然変異的な、
アイデアや思考や価値観が出てくる。
ここに新たな「価値」を見出しているのが
今の時代ではないでしょうか。



+



1月18日(土)に、北九州の小倉にある、
「まなびとESDステーション」で
西日本新聞社主催のイベントがありました。
そこに参加したのは、一番下の年齢は2歳。
一番上の年齢は82歳。
中学生以下が27名、
年齢幅広いですが大人たちが28名いました。


どんなイベントかというと・・・
「50年後の北九州の未来地図を描こう」という、
とても壮大なイベントでした。


「なんで50年後?」


2013年、北九州市が
門司・小倉・戸畑・八幡・若松という
5つの都市が合併し「北九州市になって50周年」
だったので、その記念のイベントです。
そしてその未来地図を、
50年後はおそらくお亡くなりになっている
大人たちと、まだ現役か引退したぐらいで
これからを担う子どもたちと
「交流しながら地図を描いていく」という企画だったのです。


さらにその出来上がった地図を、
西日本新聞の全エリア版(九州全県)に、
見開きでドーンと載せる!というもの。


おぉ!とてもすごい世代間交流もある企画だ!!


ここまでは良かったです。
でもよく考えてください、
下は2歳、小学生もいてメインは中学生、
大人は30代から80代まで幅広くいます。


時間は3時間30分。
この知識も経験も見てきた歴史も大きく差のある人たちと、
どのような「進め方」をしたら地図が出来上がるのか??


「50年後を思い浮かべて書いてください」


そんなことをしても交流にもならず、
想像もできず、地図になるような絵も出てこないです。


そこで今回、西日本新聞社から相談をいただき、
企画・進行・運営を受けることになりました。
打ち合わせを重ね、1つ1つ、参加者の心理を突き詰めながら、
「場の設定」を考え、組み立てていく。
そんな事前準備のもと、作っていきます。


ここでもうひとつ条件が・・・


「5市合併による北九州市なので、5つのエリアごとに分けて
 意見を出し合い、地図づくりができないか?」


正直に言うと
ここまで複雑な設定で年齢の幅が広い、
5つのグループで人数の差もあるという
「場をつくる」のが難しいのは初めてでした。


ここで、大学生たちに声をかけ、
当日のファシリテーター&サポート役を募り、
合計11名が集まりました。


僕と、学生11名とで、この難しい場を取り仕切り、
「場をつくる」ということに挑みました。


そして、さすがに地図を55人で作ったものが
そのまま新聞に載るにはクオリティが・・・なので、
イラストレーターに「未来地図」は描いてもらうとして、
「その材料となる絵や言葉を、この場でたくさん出し合う」
ということをゴールとして設定し、企画しました。


さて、その結果は・・・


2014年2月9日(日)の西日本新聞に、
見開きでドーン!と載りますのでご確認いただけます。


全体のファシリテーターを僕が、
各エリアのファシリテーターを大学生が。
大学生11名は、各エリアで大人役・子ども役に別れ、
対話をリードしていきます。


参加者の頭の中の流れを想像し、
1分1分を事前に設計し、
そこで取るコミュニケーションをデザインする。
そうすることによって、大人と子どもがそれぞれで考えた
「50年後の北九州」の姿が現れ、
さらにそれを大人と子どもが話し合う。


各エリアごとに子どもから「区長」を立ててもらい
その区長の判断のもと、「これは50年後も必要だ!」
そんな判断をしてもらいました。


そして全員で出てきたアイデア・言葉を
「絵にしていく」ということをやり、
最後にその絵を、1枚の地図にペタペタ貼っていきました。
それがこの写真です。



NCM_0148.JPG


これをイラストレーターさんに渡し、
イラスト地図にしてもらいます。
紙面にスペースの限界があるので、
これらすべてが反映はできませんが、
参加者皆さんにその了承もいただき、
「この場」を終えました。


ラフイラスト案が上がってきましたが、
「あれがこんなふうになるのか~」とワクワクしました★
2月9日が楽しみですね。


+


この「場をつくる」ということ。
もし、興味があり、勉強したいと思うのであれば、
ひたすらいろんな「場」に足を運び、体感し、
その「場」を設計した主催者やファシリテーターが
これまでどのような思考をして準備をしてきたのか、
裏側を覗くつもりで参加するだけでもかなり学べます。
でも一番は、自分でやってみること。
そしてやったことを毎回振り返り、次に備え、
トライ&エラーを繰り返すこと、しかありません。


テンジン大学は
そんな「場」を無料で提供していきたいと思います!
それが、この福岡の交流人口を増やし、
本当の意味での交流が生まれ、
突然変異的なイノベーションが起きたり、
人材が育ったりしていくからです。
そんなプロジェクト、ご参加、
そして2014年度のサポーターも募集始めましたので、
どうぞよろしくお願いします★


→ サポーターになって
  「福岡を世界でいちばん魅力的な街にする」
  を広げるムーブメントに参加しませんか?



最後は宣伝になっちゃいました(笑)
どうぞよろしくお願いします★

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