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福岡テンジン大学 学長blog ::大川市と地域ブランドデザイン
  • 2013-11-16 12:12:24
  • 大川市と地域ブランドデザイン
おはようございます。
昨夜は、「大川市女性ネットワーク」
というところからお声かけいただき、
ワールドカフェのファシリテーターをしてきました。


大川市は男女共同参画が遅れていまして、
というのも、まだ条例ができていないそうです。


それには大川の特徴が理由になっているようですが、
大川市では男女共同参画の推進のために、
女性への研修会等を開いて、まずは勉強!
ということで取り組みをされていました。


今回は、
男女共同参画の話だったんですが、
大川市の「地域ブランド」をどうデザインしていくか?
みたいなことを書きたいと思います。


NCM_0107.JPG


昨年より、
福岡県内のいろんなところから、
男女共同参画の中でワールドカフェをやりたいので~
とファシリテーターをする機会が急激に増え、
いろんなところでお手伝いしてきました。


で、
皆さんによく投げかける質問が


「そもそも、国や自治体は、
 なぜこれほどまでに男女共同参画をいうのでしょう?」



です。
意外にも、この質問に明確な答えが出てきません。
ここに、この男女共同参画が進まない、
男性がなかなか勉強しようとしない理由がある!
と僕は思っています。


これを管轄している内閣府のホームページを見てみると
「男女共同参画って?」のページがありますが、
→ http://www.gender.go.jp/about_danjo/society/index.html


うーん、
いまいちピンときません。
この社会を実現した先が、
どんな国や地域、家庭の姿なのか?
それって一言でいうとなに??
みたいなのがわかりにくいです。


ページの最後に
「ひとりひとりの豊かな人生」とありますが、
ちょっとモヤっとしてます。


で、
このページを見ていると、
どうも「人権問題」のように受け取ってしまいます。


人権問題として扱うのであれば
なかなか広げるのは難しく、
やはり「教育」の中でちゃんと伝えていくことが
一番だと思っていますが、そうなっていませんよね。


結局、
いろんな地域で男女共同参画をテーマに
ワールドカフェをすると、
必ず「その先がどんな社会を目指すのか」
というのがちゃんとみんなの口から出てきます。


それは、
人権問題ではなく、
個人だけの問題でもなく、
その地域や住んでいる人の
「文化」や「経済」の話になるのです。


多分に漏れず、
昨夜の大川市でのワールドカフェも


「大川という地域ブランド」


の話に行きつきます。
男女共同参画ってまちづくりなんですね。


そんな大川市は、
条例もなく、
「家具のまち」で自営業者も多いそうで、
それが個人ではなく、家族単位が多いとか。


それで女性の家庭でも仕事としても、
地位や役割向上を妨げる文化になっている、
いわゆる男性社会になっている、
ということです。


前の記事にも書きましたが、
男性だけが支配する社会・組織は
変化への適応がなかなかできず、
環境が変わると滅びる運命のようです。


ダーウィンの進化論としては、
「強い」より「変化に適応する」方が、
生き残りますよね。


大川市はあと20年ほどで、
人口が3分の2ほどになっていきます。
そして高齢化率もすごいです。


ですが、
昨夜は希望が見えてきました。


2035年の人口推移予測では、
全年代の中で、85歳以上の女性が
他世代人口比率の2倍以上いる最大勢力。


つまり、
昨夜話をした多くの女性たちが、
大川市を悪く言えば牛耳れることになります。


女性議員も、女性市長も、
誕生する可能性はおおいにありますね。


で、
そんな大川市って結局何を目指そう?


きっと足りていない、
もしくは表現できていないのがここだと思います。


情報過多になっていくと、
「情報」はコンテンツでなければ
受け取ってもらえない時代です。


そして、いくら良いコンテンツでも、
提供の仕方、届け方が悪ければ伝えられません。


つまり


ブランドとは、
コンテンツ(中身・内容)×コンテクスト(提供方法)


ということになります。
大川は、実は世界に打って出られるコンテンツを
ちゃんと持っています。


育ててきたかどうかはわかりませんが、
地形的環境の歴史から、
家具で栄えたまちです。


そうです、
家具です!!


DSC01407.JPG


ほら、
とてもステキなデザイン。
これは広松木工という、
大川の中でもよくがんばっている、
そして大川の外で稼ぐ術を知っているところ。


あの、
世界中から集客をしようとして、
多くの富裕層が狙っている
JR九州の「ななつ星」も
内装の木工デザインは、
大川の木工職人数十人が手掛けています。


これは立派なコンテンツ★


だったら、
大川の中にもコンテンツを作ればいいんです。


・家具ミュージアム?
・家具デザインセンター?
・デザイナー養成学校?


そんなキーワードが、
昨夜のワールドカフェから出てくるのです。


そして思いました。
せっかく「ななつ星」が世界に発信してくれているので、
これに乗っからない手はない。


大川に、
「ななつ星」と同じデザインの宿泊施設があったら、
ななつ星には乗れないけど・・・
という人もいるでしょう。


そしてそんなコンテンツを、
「どう、世界に情報提供するか」を
しっかりとデザインするプロデューサーが不可欠です。


問題はここですね。
日本人の教育課程では、
このプロデュースする、リーダーシップを発揮する
という教育がちょっと弱いので、
日本全国、同じような街並みになっていってます。


昨夜のワールドカフェでも
アイデアはたくさん出ました。
でもこれを上手に組み合わせ、
そしてわかりやすい切り口で編集し、
プロデュースしていく人材・・・


本当は
政治家さんにここをお願いしたいんですけどね。


大川は筑後の中でも
とても遅れている陸の孤島のようにいう方、
住んでいる方の中にもあきらめ感が漂っていますが、
まったくそう思いませんでした。


これからの女性のパワーと、
コンテンツをどうコミュニケーションデザインしていくか、
ここに活路があると思いました。


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