• 2014-02-09 16:47:44
  • アイデアの新たな門出
どうもこんにちは、
本日2月9日(日)の西日本新聞朝刊の
「北九州未来地図プロジェクト」というコーナーで、
見開きのイラスト未来地図のページの左に、
ちょこんと載っている岩永です。


以前の日記で紹介したものの成果物ですね
→ 「場をつくる」とはどういうことか?


おなじく、昨日(2月8日)の西日本新聞に
「中古図書活用」という記事がありました。
→ 売れ残り本6千冊を公民館へ寄付 古書業者が福岡市と連携







昨年夏すぎに福岡県のNPOボランティアセンターより
テンジン大学と、とある企業を繋ぎたい、と連絡を受けました。
そしてお会いしたのは、TSUTAYA天神福岡ビル店の方々。

それからお店のことを伺いに行き、倉庫を見せてもらい、
本の流れの仕組みを教えてもらいました。


そこから出てきたアイデアが、
「まちのミニ図書館」です。


現在テンジン大学で
このミニ図書館事業の小さなモデルを展開しています。
中央区内4つの公民館に、中古図書(廃棄になる予定だったもの)を
受け入れる本棚をつくってもらい、本を提供します。

そしてその本棚の横には
「本の寄付回収BOX」があります。
その本棚の本は地域の人が本を借りられる小さな図書館。
だから、家にあるいらなくなった・必要でなくなった本を、
地域や次に読んでくれるであろう誰かのために寄付してください。
というBOXです。


この廃棄される予定だった本という原資をもとに、
地域に眠っている中古本を世の中に流通させよう、
そして本によって、知を創造するだけでなく、
人の新たな動きを創造しよう!


これが、「まちのミニ図書館」の本質です。


さて、この事業が
中央区役所内でたいへん好評を得まして、
福岡市全校区の公民館でもやりたい!という声になり、
来年度に向けての協議がはじまりました。


この時点で、
テンジン大学としてはじめたこの本質は
どこまで受け継がれるかわかりませんが、
全校区に広げるために、福岡市とTSUTAYAと
直接の協議に入ることになりましたので、
この小さなアイデアの手綱を福岡市へバトンタッチしました。







この「まちのミニ図書館」、
日本という国においてはあまり推奨されないかもしれません。
ということは、福岡市としてはあまり推奨されないかもしれません。
正確には、経産省的に、GDP的にはあまり推奨されません。


なぜかというと、
「廃棄に回る予定だった本を寄付」です。


今まで存在しなかった本が、
無料で、0円で、急に現れるのです。
もしかしたら、購入しようと思っていた、
中古でも購入しようと思っていた、
そんな本もあるかもしれません。


こうなると、
まちの本屋さんで定価で売っている本の中で、
何冊か、何十冊かが売れる予定であった本が
売れなくなるということです。


これはGDPに数字として繁栄されません。
本を書いた人、出版した会社、配送する会社、それを売る本屋、
ここにお金が発生しなくなります。


しかし、本と人は動いている・・・。
そして本を読んだ人の頭の中や、
次の日からの行動は変化している・・・。


これってどうゆうことなんでしょう??







例えば福岡市の全校区の公民館で、
ミニ図書館事業が運営されている状況だとすると、
1公民館に約300冊、147公民館あるので・・・
45000冊あまり。


本を書いたり、出版したりの会社は
たいてい東京です。
まちの本屋さんも今では個人商店以外は、
ほとんど福岡市外に本拠地があります。


つまり、
ミニ図書館がなかったら、
本を買ったそのお金は福岡外に流れることになり、
それが帳簿に記載され、GDPに反映されますが、
福岡からはお金が出ていったことになります。


でも、ミニ図書館があることで、
GDPには反映されないけど、福岡外にお金が出ていくことも減り、
本という、人を「明日以降の人生を豊かにするかもしれないもの」
との出会いは起こります。


これって、
自給自足の概念にすごく似ているのです。
しかも、本から得た知識や知見は、
その人が死ぬまで残っていく消えないもの。


しかも地域内で本を媒介して人が動きます。


このことから、
この小さなアイデアが持つ、
地域的な影響力は、とても大きなものとなることが、
この福岡市の全校区に広げるということで生まれてきました。


テンジン大学として当初はじめた本質とは、
ちょっとニュアンスも、意味あいも変わっていきますが、
この福岡のまちに住む人たちが、
より豊かになっていく、かもしれないという点で、
福岡市には大きく育てていってほしいですね。



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